HERMONY日本のバイエル企業広報誌

BAYER

日本とドイツの選手育成プログラムの協働

ドイツのプロサッカーチーム「バイエル 04 レバクーゼン」と日本のJリーグ所属クラブ「V・ファーレン長崎」がパートナーシップを結び、両クラブが連携した若手育成プログラムがスタートした。

欧州レベルの育成環境の構築を目指して

「V・ファーレン長崎」の育成部長である松田 浩さんは、両クラブが協働することのメリットを次のよう語る。「日本は極東の国であり、サッカー先進国のヨーロッパや南米から孤立しています。日本サッカーにとって国際経験の不足は深刻な問題です。それだけに、パートナーである『バイエル 04 レバクーゼン』との継続的な交流は我々にとって非常に大切なものとなります。さらには『バイエル 04 レバクーゼン』のサポートを受け、より多くのクラブとの国際試合等の経験につながれば、大変ありがたいです」

最先端の育成環境は大きな刺激に

2018年の4月から両クラブの提携が始まり、「バイエル 04 レバクーゼン」の選手やコーチが来日を果たしている。プロジェクトが始動してから半年過ぎた今、松田さんはさまざまな手応えを感じている。

「今年の5月に、育成部門を統括しているスラヴォミル・チャニエツキ(Slawomir Czarniecki)氏を迎え、クラブの哲学をはじめ、最先端の育成手法やコーチングスキル等を共有させていただきました。『バイエル 04 レバクーゼン』の整備された育成環境に大きな刺激を受けました。7月には『バイエル 04 レバクーゼン』のU-17のトレーニングキャンプを長崎県島原市で開催し、『V・ファーレン長崎』のユース選手は親善試合や交流会を通して、異文化交流や国際性向上につながる貴重な経験を積むことができました。8月には『バイエル 04 レバクーゼン』でサッカースクールを担当するペーター・クエスト(Peter Quast)氏と、クリストフ・ビーノ(Christoph Binot)氏を長崎に迎え、U-12年代の選手を対象にホリデーサッカースクールを開催。子どもの目線に立ち、情熱を持って指導いただき、言葉の壁を越えて日本の子どもたちにサッカーの楽しさを存分に伝えてくださいました」

今年のJユースカップにおいて、「V・ファーレン長崎」ユースとしては全国の舞台で初の3回戦進出を果たした。この成果も、「バイエル 04 レバクーゼン」U-17とのキャンプ中の真剣勝負の経験の賜物だと松田さんは振り返る。

11月には、「V・ファーレン長崎」の選手(高校2年生3人、1年生2人)が4週間ドイツでの武者修行として「バイエル 04 レバクーゼン」のU-19、U-17の練習にそれぞれ参加。

「練習に参加する5人は、来年のユースの主力として期待される技術の高い選手たちですが、半面プレースピードやメンタル面のさらなる向上を求めています。タフでスピーディーな『バイエル 04 レバクーゼン』の練習環境に身を置くことで、タフに戦える選手、チームのリーダーに成長してくれるものと考えています。同時に異文化のなかでの生活を経験することで人間的に成長することも大いに期待しています」と松田さんは語った。

ユース選手たちが「バイコム」を訪問

11月5日、「V・ファーレン長崎」ユースチームの選手たちが、ドイツのレバクーゼンにあるバイエルのコミュニケーションセンター「バイコム」を訪れた。本格的なトレーニングが始まる前に、まずはバイエルの事業についても知ってもらおうと今回の訪問が実現。英語ガイドの説明を受けながら、バイエルの歴史や世界に広がるネットワーク、医薬と農業でいかに人々の暮らしに役立つために事業を展開しているのか、そしてなぜサッカーチームをもっているのかといったバイエルの社会貢献活動について学んだ。5人のここから始まる武者修行。さらなる飛躍を期待したい。