HERMONY日本のバイエル企業広報誌

BAYER

防府工場創立50周年を迎えて

山口県防府市にあるバイエルの農薬製造の中核、防府工場が創立50周年を迎えた。防府工場長フタガルン・ファベル・レイモンド・オジャハンに話を聞いた。

変化に応じて設備を更新

防府工場は1968年に原体(農薬の有効成分)を製造する工場としてスタートし、その後、ビジネスの変化に応じて設備の更新を重ねてきました。原体の製造は2007年で終了し、現在では原体の加工と、製品の充塡・包装を担う工場として稼働。製造する製品をほぼ全量、日本のお客さまに届けています。工場で製造している製品は液剤、固形剤をはじめ約40種類。内容量のバリエーションも含めると約150種類を製造しています。

日本のお客さまの期待に応えるべく、安全と品質を重視して取り組み、工場の操業、設備、品質管理における日々の経験を教訓としてさらなる改善につなげていきます。また、数年前から団塊の世代が定年退職を迎えていることも踏まえ、人材育成にも注力しています。若い世代への知識と技能の伝承は時間のかかるチャレンジですが、採用およびOJTを中心とした育成を強化しています。2018年6月から組織変更を行い、新しいリーダーシップチームのもと、相互信頼や活発なフィードバックを通じた従業員に寄り添うリーダーシップに取り組んでいます。

さらなる未来に向けて

防府工場が、安全、品質およびコスト競争力において「Best in Class」(クラス最高)となることを目標にしています。また、ビジネスにおける急速な変化に即応できるよう、フレキシビリティーを十分持った工場でありたいと考えています。さらに、防府工場従業員全員が工場の一員としての誇りが持てる工場を目指しています。

クロップサイエンス部門
防府工場長 フタガルン・ファベル・レイモンド・オジャハン

Hutagalung Faber Raymond Ojahan
Head of Hofu Site, Product Supply Japan, Crop Science

Upgrading Facilities to Accommodate Change

The Hofu Factory began in 1968 as a manufacturing plant for intermediates (the active ingredients of agricultural chemicals), and subsequently upgraded its facilities repeatedly to accommodate changes in the business. It stopped producing intermediates in 2007 and currently operates as a facility for intermediate processing and product filling and packaging. Almost all the products it manufactures are delivered to customers in Japan. The factory makes some 40 product types, including liquid formulations and solids, and around 150 types when including volume variations. The Hofu Factory has the goal of being Best in Class in safety, quality and cost competiveness. It also wants to maintain sufficient flexibility for accommodating rapid changes in the business and to inspire pride in all its employees.

2018 9/3 防府工場 50周年記念式典

記念式典には、日本バイエル代表のトーマスペーター・ハウスナー、クロップサイエンス日本代表のハーラルト・プリンツをはじめ、ドイツ・バイエル社からは、アジア太平洋地域プロダクトサプライ責任者のロバート・スタントンらが出席した。そして特別ゲストとして、北海道の斜里町から、JAおよび農業生産者の方にもご列席いただいた。製造現場の見学、そして新製品「ビーラム粒剤」の特長についての実演が行われた。生産本部長の崔 正鉱(チェ・ジョンヒョン)は、防府工場の功績をたたえ「これからも安全、高品質、安定供給をモットーに、製品をお客さまに届けるために、防府工場で働く全員が工場の一員として誇りを持ち、50年先を目指して頑張っていきましょう」と参加者に伝え、式典を締めくくった。

NEXT FUTURE PROJECT

優れた防除効果を発揮する
殺線虫剤「ビーラム粒剤

新製品として2018年2月に上市し、防府工場で製造している殺線虫剤「ビーラム粒剤」。新規有効成分フルオピラムを含有し、従来の殺線虫剤とは異なる新規の作用機構を有している。人畜への影響が低く、優れた安全性を有した粒剤で、被覆やガス抜きなどの作業が不要。散布後すぐに定植、播種が可能でセンチュウの被害を抑えることで、収量や品質の向上に貢献できることが期待されている。クロップサイエンス部門の開発センターや協力農家で行った試験では「ビーラム粒剤」を使用することで、収穫量と品質において市場価値が高くなる結果となった。質の高い収穫へ直結する大きな価値をより多くの農家さんに届けるために、クロップサイエンス部門ではさらなる「ビーラム」の生産計画を進めている。