HERMONY日本のバイエル企業広報誌

BAYER

滋賀工場創立40周年を迎えて

滋賀県甲賀市にあるバイエルの医薬品の製造拠点、滋賀工場が、創立40周年を迎えた。これまでの歩みとこれからの展望について、滋賀工場長 片山博仁に話を聞いた。

顧客のニーズに応える高い品質

滋賀工場は、1978年の設立以来、「日本の患者さんの『better life』のために」をモットーに、独自のイノベーションを生み出しながら新しいことにチャレンジし、日本の患者さんのための医薬品づくりに真摯に取り組んできました。包装工場として操業をスタートさせ、1995年には固形製剤棟が完成し、製剤から製造を行える一貫生産体制を確立しました。開発CMC*と連携しながら、高い製剤・製造技術により有核二層錠技術を確立し、1日1回の服用を可能にした「アダラートCR錠」、そして、水なしでかまずに服用できる「ホスレノールOD錠」など、さらなる患者さんの服用のしやすさを追求し、小型化も成功させました。包装においても、使い勝手の良いデザインの設計に力を入れており、近年では「コバールトリイ静注用」において、包装箱の小型化など、患者さんのユーザビリティを考慮した包装デザインを実現。国内外の包装業界からも高い評価を受け、2つの栄誉ある賞をいただきました。また、操業開始以来、オペレーショナル・エクセレンス(カイゼン)活動にも力を入れてきました。工場で働く全員が参加し、年間約50件のカイゼンプロジェクトに取り組み、毎年継続的にコスト削減を実現しています。

現在、滋賀工場では、世界のバイエルにおいても重要な役割を担う製造拠点の一つとして、建設投資プロジェクトが実行されています。常に新しい技術にチャレンジし、技術力の研鑽に努めながら、操業開始以来脈々と続く“カイゼンマインド”を基軸に、これからも日本の患者さんのQOLを向上させる医薬品づくりを続けていきます。

バイエル薬品 プロダクトサプライジャパン本部長
滋賀工場長 片山博仁

Dr. Hirohito Katayama
Head of Product Supply Japan Pharmaceuticals

Meeting Customer Needs with High Quality

Since its establishment in 1978, the Supply Center Shiga (SC Shiga) has produced unique innovations while taking on new challenges under a motto of “For a ‘better life’ for patients in Japan,” and has faithfully endeavored to manufacture pharmaceuticals for patients in the country. In recent years, for Kovaltry for iv injection, the SC Shiga has designed innovative packaging for improved patient usability, including smaller packaging boxes, earning it positive recognition from the packaging industry domestically and overseas along with two prestigious awards. A construction investment project is currently being conducted at the SC Shiga, reflecting the important role it plays within Bayer globally as a manufacturing facility. The SC Shiga is committed to improvement and has been since it first began operations. It constantly takes on the challenge of new technologies, and while working to further polish its technical capacities, it continues to produce pharmaceuticals that improve the quality of life of patients in Japan.

2018 4/24 滋賀工場 40周年記念式典

記念式典には、日本バイエル代表のハンスディーター・ハウスナー(当時)、医療用医薬品日本代表のハイケ・プリンツをはじめ、滋賀工場で働くバイエル社員約430人が参加。ドイツ・バイエル社からは、経営委員会メンバーで医療用医薬品部門責任者のディーター・ヴァイナント(当時)と医療用医薬品部門プロダクトサプライ本部本部長のヴォルフラム・カリウスが出席した。ヴァイナントは、世界から見る滋賀工場の重要性について「滋賀工場は日本のみならず、バイエルのグローバルサプライの礎として不可欠な存在です。質の高い未来のイノベーションを患者さんに届けるために、滋賀工場には世界のバイエルのお手本となっていただきたいと期待しています」と祝辞をのべた。

NEXT FUTURE PROJECT

アイリーア包装新棟着工

滋賀工場では、今年の春より拡張計画の一つとして「アイリーア硝子体内注射液」を包装するためのD3棟の建設が進められている。日本で求められる品質水準を満たす精度の高い目視検査と、製品の品質に重要な低温の維持、また日本のユーザーの要望に合わせた包装工程の構築が、製造における重要なポイントとなる。また設備やレイアウトにおいて、オペレーターが快適に作業できるよう、デザインが工夫されている。

ITツールの積極的な採用

さまざまなITツールを用いて従業員のスキル、能力向上に努め、最大限に効率化された環境で高品質の製品を生産するスマートな工場を目指している。「遠隔監視システムによる無人操作」「ウェアラブルカメラを用いた遠隔保守システム」「iPadを用いた配置ナビゲーションシステム」「支援ロボット技術」など、すでに毎日の業務にITツールを活用している。

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